スコットランドの概要

1707年の合同法によってグレートブリテン王国が作られるまでは独立した王国(スコットランド王国)であった。スコットランドの名称は、この地を統一したスコット人(Scots)に由来する。スコットランド・ゲール語では「アルパ」(Alba)と呼ぶ。

スコットランドはグレートブリテン島の北部3分の1を占め、南部でイングランドと国境を接する。東方に北海、北西方向は大西洋、南西方向はノース海峡およびアイリッシュ海に接する。本島と別に790以上の島から構成される。

主都のエディンバラは人口でスコットランド第二の都市であり、ヨーロッパ最大の金融センターの一つである。最大の都市であるグラスゴーは大グラスゴーの中心であり、スコットランドの人口の40%が集中する。スコットランドの沿岸部は北大西洋および北海に接し、その海洋油田の石油埋蔵量はヨーロッパ随一となっている。

スコットランドの法制度、教育制度および裁判制度はイングランドおよびウェールズならびに北アイルランドとは独立したものとなっており、そのために、国際私法上の1法域を構成する。スコットランド法、教育制度およびスコットランド教会は連合王国成立後のスコットランドの文化および独自性の3つの基礎であった。しかしながらスコットランドは独立国家ではなく、国際連合および欧州連合の直接の構成国ではない。

スコットランドの花(The Flower of Scotland)が事実上の「国歌」である。

地理

グレートブリテン島の北部、およびシェトランド諸島、オークニー諸島、ヘブリディーズ諸島などの島々からなる。北部(ハイランド)は山岳地帯であり、氷河に削られた丘陵や陸地に食い込んだフィヨルドなど北欧に近い地形である。グレートブリテン島最大の淡水湖であるネス湖もある。それに対し、南部(ローランド)は、なだらかな丘陵地帯が続き、イングランドの地形に近い。

気候

典型的な西岸海洋性気候で、北大西洋海流(メキシコ湾流の延長)と偏西風の影響により緯度の割に比較的穏やかである。

  • 冬は緯度の割には暖かく、最寒月平均気温は2〜6°Cで、日本の関東中~北部にかけてと同じぐらいの気温にしか下がらない。
  • 夏は最暖月でも14~19°C程度と涼しく、年較差が小さく過ごし易い。